犬を飼うなら、散歩は欠かせません。犬の散歩をするなら毎日行うのが鉄則でしょう。とは言え、散歩ができなかったからと言って犬に何等かの変調があるわけでもないので、天候が芳しくない時などは控えても問題はありません。

無理して外に連れ出しても、犬も嫌な思いをするかもしれませんし、飼い主側も意欲が下がってしまいかねません。また、暑い日などには散歩の時間をずらすのも手段の1つです。犬は地面の近くを歩くため、人間とは体感温度も異なります。

私達が少し暑いなと感じるくらいでも、犬にしてみたら、太陽光で熱せられているアスファルトの上を歩いたりもするため、その暑さは大変なものになります。よって、そういった陽の当たる時間帯は避けるようにしましょう。

陽が完全に昇ってしまう前の朝方から午前中の間に済ませるか、日が落ちて涼しくなった後で散歩するのが得策です。散歩の時間は、『この時間にする!』と決めてしまうと犬もその時間を学習する可能性があります。

そうなると、連れていってほしいとせがみ『要求吠え』などといった行動をすることもあり得ます。散歩時間は一定にせずにその日によって変えるのも手段です。それでも、無駄吠えをしない様なしつけがしっかりとされているなら、気にする必要はありません。

また、雨の日は注意があります。雨だと水たまりができているため、他の犬の尿もしくは糞が溶けてしまい水たまりに混ざる可能性があります。糞などには、ウイルスや病原菌が含まれている可能性もあり、愛犬がもしも水たまりの水を舐めたりすると、病気に感染してしまうかもしれないのです。

よって、散歩をさせている飼い主はしっかりと犬の行動を注視するようにして、病原菌がいると考えられる場所からは遠ざけることが求められます。どしゃ降りの日などは無理に外に出さずに、室内で芸の練習をするなどといった選択肢もあります。

散歩をするルートに関しては、あらかじめチェックしておくと安心です。犬にとっては良くない植物が自生していたりする可能性もありますし、散歩で歩く前にしっかりと確認しておきましょう。

また、途上によく吠える犬を飼っている家があるかもしれませんし、拾い食い防止のためにゴミ集積場などの近くは通らないようにするのがポイントです。犬の散歩の量というのは、どの程度すればよいという点に関して、根拠があるわけではありません。

運動することは、犬にとってエネルギーの発散になるだけでなく、脳内のノルアドレナリンやセロトニンの数値を上昇させますし、心地よさを生じさせるエンドルフィンと言う物質を放出させるという研究結果も出ています。

それに、有酸素運動も交感神経等に有効とされているので、どんなサイズの犬でも1日30分程度は散歩をさせるのが適しています。散歩の際には、首輪とリードが必要です。どういった動きをするかわかりませんので、リードは付けておくのがベストです。

また、もし外で糞などをしてしまった場合のために、ビニール袋やティッシュ等は用意しておくと便利です。その他にも、水分補給に水を持参するのも大事です。