犬をしつけることは、飼い主やその家族との関係を良いものにするためには、必要不可欠と言えるのではないでしょうか。飼い始めた子犬の時期からしっかりとしつけをしていけば、成長していってもルールなどを理解できる犬となれるのです。

しつけをするポイントは、まず褒めるのが大事だという点が挙げられます。犬自体も自信が持てるようになりますし、飼い主をも信頼できるようになるでしょう。また、犬の本能に即したしつけをするのも大事です。

子犬をしつける上でしてはいけないのは、名前を呼び叱るということです。褒める時にも叱る時にもどちらでも名前を呼んでいては、名前の『音』が一貫していないため、名前を呼ばれたなら良いことがある、遊んでもらえるといった事を、子犬に覚えさせます。

怒られるのか、それとも褒められるのか、子犬が混乱してしまわないようにすることがカギなのです。子犬が言う通りにできたなら、きちんと報酬をあげるようにします。どういった報酬かと言うと、例えば撫でてあげることや褒めてあげる、ご褒美をあげるといったものです。

人間が思っているよりも、犬は人間の感情を読み取れるとされています。ただ通常であれば、子犬は人の言葉の意味はわからないものです。よって、人に対するように『言葉の意味を分かってほしい』と思っても、それは難しい可能性があります。

飼い主が話す言葉の『音』と、子犬がすべき『行動』を上手に結びつけるのが大きなポイントです。そうすると、子犬もやがて『音』と『行動』がどの様に結びついているのかを把握できるのではないでしょうか。

しつけの第一段階としては、まず犬に自身の名前を覚えさせるのが大事です。よって、名前を認識させることからスタートします。よって、犬にもその言葉が自分の名前であるとわかるように呼び掛ける必要があります。

そのためには、しつけの際にアイコンタクトを取ることが大事です。きっちりと犬と目を合わせて、名前を呼び覚えさせるのです。効果的なのは、名前を呼びこちらを向いたなら褒めるといった方法です。

名前が犬自身に定着したようであれば、次には呼んだら飼い主の元へと来るようにしつけます。呼んで、飼い主の元に寄ってきたなら褒めてあげましょう。こうしたしつけでの注意点は、叱ることを目的として呼んではいけないという点があります。

呼ばれたので行ってみると、あまり良くない事が起こってしまっては、犬も呼ばれて行ってはいけないと思う様になってしまいます。叱るとするなら、飼い主が自分から犬の元に行くというのが賢明です。

犬が名前を覚えたなら、危険な行動を禁止することや行動を制限するようなしつけをするのがポイントです。甘噛みに関しては、子犬の時期に止めさせるのがポイントです。子犬は何でも周りのものや人を甘噛みする習性があります。

子犬の頃であればまだ歯も成長していませんが、大人になっても甘噛みをすると、噛まれた人間にも危害が及ぶ可能性があるからです。よって、子犬の頃から甘噛みはやめるようにしつけましょう。