犬の散歩を行うことは、犬だけでなく飼い主にとってもメリットとなります。統計では、犬の散歩をするようになり友達が増えたという方が多いですし、なにしろ健康的になったという方も多くいるのです。

その犬の散歩に必要なものは、首輪とリードです。首輪やリードがないと、動くものに反応して飛び出してしまいかねませんし、他の歩行者の方に怪我をさせてしまいかねません。犬の安全をも確保するのが首輪もしくはリードなのです。

そして、何かあったときのために犬の身元を示せるものを持って出かけるのもポイントです。例えば迷子札やマイクロチップといった犬の身元もしくは飼い主の情報がわかるような証明書を携帯するのです。

もし万が一、犬が迷子になってしまった場合や、飼い主が急に倒れたりした場合にも、身元が分かりやすいので便利です。犬のリードに関しては、少なくはあるものの破損事故が起こっています。

強度について製品によって異なることもあり、強い力でなくても破損してしまうケースもあるのです。よって、金具にサビが付いていないか、ロープにほつれや破損した箇所がないかをチェックすること、リードの適用体重を守ることなどが大事になってきます。

犬がリードに嚙みついて、ほつれが生じたなら直ぐに交換するのがポイントですし、20キロと言う体重の犬に10キロ用のリードを使うのは、事故になりかねないため、控えましょう。

以上の点を把握して散歩に出発する際には、飼い主が犬を自分の足で連れ出してあげるのがカギです。自転車で散歩をさせている方も見受けられますが、この手段は、しっかりと犬の動きを制御できる場合にだけ有効と考えられます。

とは言え、自転車を使うほど飼い主の体力も必要となるのは、中型犬や大型犬となります。大きな体格をした犬を自転車で散歩をさせていれば、制御できるかどうかは疑問に思えるかもしれません。

散歩のためのリードには、犬の体重の3倍もの負荷がかかるとされています。この強い力で引っ張られたとしたら、自転車に乗っている飼い主は誤って転倒してしまう可能性もあります。

もし自分だけでなく、他の方に怪我をさせてしまったとしたら、訴訟へと発展してしまうケースもあります。しつけがしっかりとされていないのに、自転車で散歩をするのは危険が伴う点も、きちんと把握しておきましょう。

そういったことから、散歩をするなら飼い主が徒歩で犬を散歩へと連れ出すのがポイントになるのです。散歩中の歩き方での変化についても知ることが大事です。まず、ふらふらと歩くようであれば、内耳炎や白内障、網膜剥離などが考えられます。

歩くことや運動を嫌がるのであれば、フィラリア症、関節炎、アジソン病などの可能性があります。物にぶつかるようになるなら、白内障や緑内障が挙げられます。歩く際に片足を引きずるようにする場合は、捻挫した可能性もありますし、もしかしたらマダニ症かもしれません。

もし下半身が動かないのなら、椎間板ヘルニアを患っている可能性があります。