ドッグフードを購入する際には、どういった点がコツとなるのでしょうか。まず、2009年より通称で『ペットフード安全法』と呼ばれる『愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律』が施行されました。

それによって、製造業者名や賞味期限などを表示することが義務化されたのです。まずはペットフードの名称や、原材料の表示も重要です。原則では添加物を含んだ全ての原材料の表示が義務となっています。

また、賞味期限は通常はアラビア文字で記載されています。賞味期限がメーカーで設定されるなら、3年を超過しないことが義務です。事業者名や住所については、製造者や販売者、輸入者、などといった事業の種類を明記し、事業所の住所が記載となります。

原産国は、ペットフードの最終加工が行われた国を記載します。もしアメリカ産の原材料を使っていても、日本で加工されれば原産国は日本になるのです。そして、公正競争規約と言い、ペットフード公正取引協議会が公正な競争ができるようにする点や、消費者保護のために、表示に関して定めたルールです。

フードの与え方や目的、成分や内容量に言及しています。ドッグフードは、含まれる水分量によって数種類に分けられます。犬が飽きないように、食感や匂いの異なるフードを与えることで、さらに食欲も増進されるのではないでしょうか。

ドライフードは、水分量が10%以下のドッグフードです。13%以上の水分量であればカビが生える可能性があるため、12%以下を維持する必要があるのです。安全性のため、水分量を10%以下の表示に抑えているメーカーも少なくありません。

開封後酸化していくため、直射日光を避けて密封しなければいけません。半生のセミモイストタイプもあります。水分量が25%から30%の発泡していないドッグフードのことを言います。

品質保持のために防カビ剤や砂糖を使っていて、水分を維持するためには湿潤調整剤を添加しています。同水分量であっても、加熱発泡処理がされているものはソフトドライと位置付けられます。

ウェットフードになると水分量は75%以上となります。強い匂いがして肉本来の食感も残っていることもあり、食べる犬としても満足できる可能性が高いです。それでも、値段が高めである点もありますし、食べかすが残りやすい点があるため、歯石や口臭の元となってしまうケースもあります。

もしウェットフードを残したら、ラップをかけて冷凍庫で保存しましょう。もしかしたら、ドッグフードに病気が治るといったことや病気に効果があると謳っている製品があるかもしれません。

この点に関しては、『医薬品医療機器等法』において表示が禁止されていますので、この様な表示がされている製品があるとしたらそれだけで法に触れていることを知っておきましょう。

さらに、特急や特選と言った言葉は他の製品などよりも特に優れていることを表していると消費者が誤解しかねません。それに受賞や推奨といった言葉も誤解を与える恐れがあるため、禁止となっています。